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コラム

アフターコロナのマーケティング戦略は変わるのか

~令和USP研究所③~
コロナ禍の終焉(しゅうえん)を待ち望んで

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新型コロナのまん延により世の中がどんよりとした空気に包まれる中、ここ令和USP研究所のリモートワークの画面でも湿っぽい空気が漂っていた。

コロナ禍の中で

「ぁあ、ふぅぅ~ん」

chara01ニシヤン

突然、モニターの中でニシヤンが悩ましげな声を上げる。

chara02デイP

「どうしたの?突然ため息なんかついて」
驚いたデイPが心配そうに声を掛ける。
「え~、何かコロナの話題ばっかりですごくむなしくなりませんか?」
「そうね。また緊急事態宣言も出たし、ちまたの雰囲気もスッカリ変わったわね」
「でしょう。もう引きこもりみたいでつらいですよ」
「えっ、ニシヤンはゲーマーだから引きこもりみたいなものじゃないの?」
「なっ、何をおっしゃるのですか!先日もお話ししましたが、ゲーミングは今や℮スポーツと呼ばれていて、プロゲーマーがチームを組んでそのチームごとに対戦するというアグレッシブな活動なんですよっ!」
「あっ、ごめんなさい。オリンピックに出るのですものね」
「い、いや。オリンピックは……」

クライシスマネジメント

そんなやり取りをしていると、スミチェルが画面にログインしてきた。
「遅れてすみません。アフターコロナの対応についての会議が長引いたもので……」

chara03スミチェル

「あ、スミチェルお疲れ様。それで方向性は出たの?」
「いやー、みんなこれほどまでの状況は初めてなもので、なかなか……」
「うーん。やっぱり難しいわよねぇ。…なら危機管理の側面から対処するのはどうかしら?」
「え、危機管理?」
言葉は知ってはいたが、突然の提案にスミチェルが聞き返す。
「そう。危機管理よ。たまに聞く言葉かもしれないけど、危機管理には大きく二つの考え方があって、危機局面が起こる前に行う活動をリスクマネジメント、危機局面が起きた後に行う活動をクライシスマネジメントと呼ぶの」
「なるほど。アフターコロナの場合は危機局面が発生した後だからクライシスマネジメントなのですか……」

image02

「そう。Stepは三つ。まず専門のタスクチームを立ち上げて現状のリスク発生箇所を把握するの。それから回復計画の構築と内外に向けての告知、そして業務回復やブランドとしての信頼回復に努めるの」
「なるほど。こうして整理するとよくわかりまね」
「その3STEPをいかにスピーディーに進めるかも大事だけど、もっと肝心なのはMECE(ミーシー)を意識することなの」
「ミーシー?」
「MECEはロジカルシンキングでよく使われるけど、Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、訳すと『漏れなく、ダブりなく』という意味なの」
「漏れなく、ダブりなく?」
「よく記者会見した後に、次々と新しい情報が出てきたり、まったく違う事実がでてきて、それ自体の信頼がなくなったり、ブランドのイメージがひどく傷ついてしまったりするじゃない。そのような事態を避けるためにもMECEは大切なの」
「なるほど。確かに挙げつくせばいいってものじゃないですよね」
「そう。それと今回の新型コロナ問題はすぐに終わるとは思えないから、

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基本的な対応をしっかりとしつつ同時にクライシスマネジメントすることが必要かもね」

「ああ~。今年は花見ができるかなぁ」
ニシヤンのつぶやきが切なく響いた。

キャスト紹介

PROFILE

廣瀬 亘

電通西日本

コミュニケーションプランニングセンター

ビジネスデベロップメントディレクター

1996年、鉄道系広告代理店より転職し電通西日本に入社。広島支社にて営業職を務め大手紳士服販売会社、大手移動体通信キャリアをアカウントプランナーとして担当。地域電通発足時に企画営業スタイルを創造する。 その後内勤職としてプロモーションとマーケティングを融合させたソリューション・セクションの立ち上げに従事。2011年大阪本社に異動後コミュニケーションプランニングセンターに所属し新規ビジネスの開発に携わる。近年は、数字では見えないクライアントとユーザーとの関係性。たとえば共感・愛着・信頼が生み出す価値を重視してプランニングすることを目指している。

■日本マーケティング協会 マーケティングマスター

■上級ウェブ解析士

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
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