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コラム

ユニークユーザーって、楽しい人たちなのか(^_^;)

~駆け出しデジタル・マーケッターの奮闘記⑨~

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「うふふふ。ふふふ」

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データを見つめ楽しそうにほほ笑むハマちゃん。ヤマちゃんが様子を気にして声をかける。
「どうしたの?」
「いや。このユニークユーザーって、どんな人たちなんだろうって想像してたら楽しくなっちゃって。楽しい人たちがたくさん集まるサイトって魅力的じゃない?」
「そうね。ほーんと楽しいサイトでしょうね」
「でしょ、でしょ。ワクワクするよね」
「あのねハマちゃん。ワクワクしてるとこ申し訳ないんだけど、ユニークユーザーって楽しい人という意味じゃないから」
「えっ、そうなの!」
「英語でユニークには『唯一の』という意味があるの。あるユーザーがサイトを訪れるでしょ。そのとき訪問ユーザー数は1人よね」
「うん。1人」
「じゃあ同じ人が次に訪れたら、訪問ユーザー数は?」
「ふ、2人かな……」
「違ーう!ハマちゃんが何度もサイトにやってきたら、その都度ハマちゃんが増えていくのっておかしくない?そういう特殊技能でも身に付けたの?」
「い、いや。そんな特技はありません」
「でしょう。だから、同一のユーザーを特定するために使うのがユニークユーザーなの!」

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「まったくもう!増えていくのはページビュー数。でもユニークユーザー数は、サイトの人気度や、広告出稿をするときに大事な指標となるの。おさらいして整理すると……」

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「この図のように、サイトに訪れたユニークユーザーがページを閲覧して回遊するわよね。だから通常ページビュー数>ユニークユーザー数という関係になるの」
「これって、ユニークユーザーが多くてページビュー数が少ない場合と、ユニークユーザーが少なくてページビュー数が多い場合が、同じコンバージョン数なら広告効果も同じになっちゃうんじゃないの?」
「いい視点ね。実は広告出稿するときにその関係がスゴク大事になるの。この図を見て」

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「このケースでは、バナー広告AとBでコンバージョン数が同じなんだけど、ユニークユーザー数はBの方が少ないでしょう。するとコンバージョンレートはA:5%に対しB:7.1%になるから、Bの方が広告効果が高いということになるわね」
「でも、ページビューでコンバージョンレートを見ると、Bの方が効果が低いんじゃないの?」
「ページビューをコンバージョン獲得の指標にすると間違うことがあるわ。この図を見ると、ページビュー数が多い方がコンバージョン獲得に効果があるとは言えないわね」
「少ないユニークユーザーがたくさんページを閲覧してるってことは、サイトへの満足度が高いことになるのかな?」
「そうね。データからはそう読み取れるわね。だから、ユニークユーザーがたくさんいるからってウキウキしてるだけじゃダメなのよ」
「……よくわかったよ」
「それと、ユニークユーザー数とよく混同されるものにセッション数というのがあるわ」
「セッション数?」
「これはサイトへの訪問数を示す指標なんだけど、ユーザーの1回の訪問ごとに1セッションとカウントするの」
「じゃあボクが2回訪問したら、2セッションということ?」
「そうね。でも注意しないといけないことがあって、サイトから離れた時間が30分以内なら、同一セッションとしてカウントされるの。サイトから30分以上離れた場合は2回のセッションよ」
「ふーん。そっかー、30分以上離れなければ同じセッションなんだね」
「そうだけど、ハマちゃんよくサイトの画面開いて30分以上寝てるときあるじゃない。あれは別セッションとしてカウントされるわ(※)」
「そ、そうなのっ」
「だからハマちゃんが居眠りするたびにセッションは増えていくの」
「えーっ」

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(※)セッションが切れるケースの例

ユーザーに30分以上行動がない場合
30分以上行動がない場合はタイムアウトになり、その後再び行動した場合は新たなセッションとなります。
日付が切り替わる場合
例えばPM23:50に訪問して、AM0:02分に同一ユーザーが行動した場合には新たなセッションとなります。

PROFILE

廣瀬 亘

電通西日本

コミュニケーションプランニングセンター ビジネス開発部

ビジネスデベロップメントディレクター

1996年、鉄道系広告代理店より転職し電通西日本に入社。広島支社にて営業職を務め大手紳士服販売会社、大手移動体通信キャリアをアカウントプランナーとして担当。地域電通発足時に企画営業スタイルを創造する。 その後内勤職としてプロモーションとマーケティングを融合させたソリューション・セクションの立ち上げに従事。2011年大阪本社に異動後コミュニケーションプランニングセンターに所属し新規ビジネスの開発に携わる。近年は、数字では見えないクライアントとユーザーとの関係性。たとえば共感・愛着・信頼が生み出す価値を重視してプランニングすることを目指している。

■日本マーケティング協会 マーケティングマスター

■ウェブ解析士

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
※このサイトに記載されている社名・商品名・サービス名等は、それぞれの各社商標または登録商標です。

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