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マーケティング

新たなビジネス変革+クリエーティビティ 電通グループのキーパーソン2人がトーク!①


「新たなビジネス変革に、電通の強みであるクリエーティビティやデザインはどう機能するのか」をテーマに、電通zero クリエーティブディレクターの八木義博さんと、電通デジタル ビジネストランスフォーメーションの安田裕美子さんが語りました。

八木:
電通zero クリエーティブディレクターの八木です。よろしくお願いします。
安田:
電通デジタル ビジネストランスフォーメーションの安田です。
デジタル時代到来で、「自社のブランドや製品、販売方法などが時流に合わなくなっている気がする。どうしたらいいんだろう?」とか、「デジタル化したものの、すぐには成果が出なくて……」といった相談が増えています。
以下のアジェンダに沿って、八木さんとお話したいと思います。よろしくお願いします。

1.なぜ今、企業は変わらなければならないか?

最初に「なぜ今、企業は変わらなければならないか?」ですが、私は、コロナ禍で、デジタルの巧拙が企業の生死を分けることが明らかになったと思っています。オフライン主体の会社や、新たなことにチャレンジせずに旧態然とした会社が構造的に厳しくなったという話もありますが、デジタルも含めて、「ビジネスをどう変えていくか」が企業に問われているのではないでしょうか。
例えば、コロナ禍で買い物に行けないが、オンラインで商品を注文し、車で店まで行きトランクを開けておくだけで、従業員が商品を持って来てくれるサービス。単なるEC以上に収益を伸ばし、コロナ禍でも構造的に利益につなげた事例です。また、大手ビール会社では、オンラインでつながっている会員ユーザーに「家飲み」を提案。アップセルや充実した家飲みの提案ができたことで事業革命に転じました。製造業は今後、一本足ではなく、マルチなビジネスモデルを持つことが大事だと思わされた事例です。

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電通デジタルによる「巣ごもり生活を経て、企業やサービス選びに対する気持ちの変化」の調査結果を見ると、環境がどんどん変わる中で、ユーザー自体がデジタライズされ、さらに顧客の意識も変わってきていることが分かります。
「どんな企業のサービスを選びたいですか」という質問には、「歴史がある」「よく名前を知っている」「昔からある企業を選びたい」という答えが定説的にありましたが、コロナ禍を経て、「スピーディーに自分たちに寄り添ってくれる」「社員を大事にしている」と、既存の状態にこだわらず柔軟に対応してくれる企業を選びたいという人が、若い世代を中心に増えています。ユーザーは「物の価値」よりも「サービス的な価値」を求め始めていることが分かります。
「物をお店に卸すだけ」の従来のプロダクトから、利用し続けてもらうことを意識したサービスを組み合わせた展開、ユーザーに使い続けてもらうための活動を、データを元にきちんとユーザーに返していく、ユーザーの利用形態にパーソナライズして合わせていく、そんなモデルに少しずつシフトする、あるいはハイブリッドに進めていく。こんな方向が、デジタル時代のモデルの変化かなと思っています。
また、「自分たちはそんなに変わらないし、切羽詰まってもいない」という企業があるかもしれないのですが、「自分たちが変わらなければ、他社が顧客接点を奪っていく」ことも心しておかねばならないでしょう。
ちょうどこんなことを考えていた時に耳にしたのが、八木さんの「新しい買い方、使い方を提案し、価格や売り場を変える」事例。売り方のモデルを変えることで、ビジネスも変えるまでに発展した事例だなと思っています。八木さんから、デザイナーがどんなふうに「ビジネスデザイン」や「サービスデザイン」をつくっているのかも教えてもらえたらと思います。

次週は「デザイナーはどんなアプローチでビジネス変革を手掛けるのか。具体事例を交えて」についてのインタビューを掲載します。お楽しみに。

Profile

株式会社電通zero クリエーティブ・ディレクター/アート・ディレクター

八木 義博

Driven by Designで企業ブランディングやビジネスデザイン支援、広告キャンペーンなど、幅広いクリエーティブを展開。
主な仕事に、JR 東日本「行くぜ、東北。」、HONDA「Human! FIT」、江崎グリコ「Pocky THE GIFT」、メニコン 「Magic-1 day Menicon Flat Pack」、日本郵政グループ企業広告、アド・ミュージアム東京など。
受賞に、Cannes Design Lions グランプリ、CLIO Design グランプリ、ONE SHOW Design グランプリなど。
東京アートディレクターズクラブ会員 京都芸術大学 客員教授

株式会社電通デジタル ビジネストランスフォーメーション部門 部門長

安田 裕美子

電通入社後、ビジネスプロデュース部門を経て新設のデジタル組織にてマーケティングの高度化を推進。その後電通デジタル設立に参画。デジタルトランスフォーメーション領域の企業コンサルティングを手掛けるほか、事業のサービス化=サービスマーケティング領域において新規事業の開発、ビジネルモデル変革支援、顧客接点の構築、施策マネジメント等に従事している。

PROFILE

エリアシ編集部

株式会社電通西日本

エリアシ編集部です。地域のマーケターのみなさんに必要として貰えるコンテンツを目指して、エリアシを運営中。お役立ち情報を発信していきたいと思います。

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
※このサイトに記載されている社名・商品名・サービス名等は、それぞれの各社商標または登録商標です。

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