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設定方法に抜け漏れはないか!?広告配信設定時に重要な11個のチェック項目

~リスティング広告ガイド<初級編>~ VOL.1

アカウント開設のやり方から配信設定の抜け漏れはないか?11個のチェック

Webマーケティングには欠かせないリスティング広告。リスティング広告には、Google検索とネットワークに広告を配信する『Google Adwords』と、Yahoo!検索とネットワークに広告配信する『Yahoo!リスティング』『YDN』等があります。純広告と呼ばれるものとは異なり、入稿をしてからPDCAを繰り返し、最適化に向けて運用が必要なマーケティングツールです。
今回は、そのリスティング広告のアカウント開設から配信設定まで、作業の際にチェックしておきたいポイントを抑えておきましょう。

アカウント開設

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アカウント開設について

まずアカウント開設は、オンラインからの作業が可能です。必要事項を記入し、クレジット/銀行振り込みなどの料金登録が済めば完了です。ただし、Yahoo!リスティングの新規アカウント開設については、本人確認が必要な場合があります。企業であれば、登記簿謄本などを求められることもあるので配信開始前に確認しておきましょう。

料金設定について

クレジットカード決済を選択した場合、お支払タイプを自動支払い手動支払いの2パターンから選ぶことができます。予算の消化に合わせて自動で引き落とされるのを避けたい場合は、必ず手動支払いを選択しておきましょう。こちらの設定は後ほど変更も可能です。

コンバージョンタグ

アカウント開設が完了したら、次はタグの発行です。コンバージョンタグは、出稿の際の成果をカウントするための大切な指標ですので、必ず設定しておくべきです。配信のゴールとなるページ(ECサイトならば購入完了ページ など)に発行したタグを設置します。

【Yahoo!リスティング】
「ツール」タブ⇒「コンバージョン測定」⇒「コンバージョン設定」タブ⇒「コンバージョン測定の新規設定」

【Google Adwords】
「運用ツール」⇒「コンバージョントラッキング」⇒「+コンバージョン」

リタ-ゲティングタグ

すぐには始める予定がないディスプレイのリターゲティング広告(Googleは『リマーケティング』)も、出稿開始と共にリタゲリストを作成しておくと後々役に立ちます。
リターゲティングのマークリストは、タグを設定した瞬間からカウントが始まりますので、こちらもコンバージョンタグと同時に設定しておくことをおすすめします。
ただし、Yahoo!ディスプレイでリタゲ配信をする場合、『YDN』という別途アカウント開設が必要になりますのでご注意ください。コンバージョンタグもYDN専用に別途設置が必要です。

【YDN】
「ツール」タブ⇒「ターゲットリスト管理」⇒「同意する」⇒「サイトリターゲティング用のタグを取得する」

【Google Adwords】
「共有ライブラリ」⇒「ユーザーリスト」⇒「+リマーケティング」

リターゲティングタグは、ゴールページを含むサイト内の全ページに反映される場所に設置します。

アカウント設計

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キーワードの分類について

以前までは、アカウントを設計する際、キーワードは「完全一致グループ」「絞り込み部分一致グループ」など、マッチタイプによって広告グループを分ける場合が主流でございました。
しかし、現在Googleが推奨するアカウント設計はHAGAKUREと呼ばれるアプローチとなります。これは、同一広告グループに異なるマッチタイプのキーワードをまとめるアカウント構成です。キーワードをまとめることで、一つ一つの広告に対してのインプレッション数が増え、また同一アカウント内のグループ間コンフリクトを少なくし、品質スコアを高めることが可能です。

(例)
従来のキャンペーン:リスティング(単体)
広告グループa :単体【完全一致】/キーワード「リスティング」
広告グループb :単体【絞込部分一致】/キーワード「+リスティング」
広告グループc :単体【部分一致】/キーワード「リスティング」

HAGAKURE対応キャンペーン:リスティング(単体)
広告グループa :単体【完全一致】/キーワード「リスティング」
単体【絞込部分一致】/キーワード「+リスティング」
単体【部分一致】/キーワード「リスティング」

入札単価について

HAGAKUREにおいては、マッチタイプごとで入札単価の強弱は必要ございません。クエリに対して、完全一致に近しいマッチタイプのキーワードが優先して配信されるためです。もちろん運用を行っていくことで、入札単価を調整していく必要はございます。

入稿

キャンペーン作成

キャンペーンを作成する際には、必ず日別の予算額を設定しておきましょう。入札価格の設定ミスなどで、万が一にクリックが急増した場合に自動的にストップをかけることができます。

キャンペーンタイプ

こちらはディスプレイ配信も同じ管理画面から出稿できるGoogle Adwordsに限った注意ポイントです。キャンペーンを作成する際、『キャンペーンタイプ』は、検索の場合は『検索ネットワークのみ』を、ディスプレイの場合は『ディスプレイネットワークのみ』を選択します。
これを、『検索ネットワーク(ディスプレイネットワーク対応)』にしておくと、検索連動ばかりではなく、ディスプレイ面にも広告が表示され、純粋な効果検証が複雑化してしまいます。アドワ―ズエディタで入稿をする際には、デフォルトがこのマルチタイプになっているので特に注意が必要です。

入札単価の設定

入札単価は広告グループごとに設定していきます。
ビッグワードなど、検索ボリュームが大きく、単価も高騰しているキーワードに関しては、まずは少額から始め、実際の掲載順位をみながら引き上げていく方がリスクはありません。

キーワードのマッチタイプ

グループごとに、キーワードのマッチタイプはバラバラになります。つまり、グループごとにマッチタイプの設定は慎重に変更していかなければなりません。
特に、Yahoo!リスティングでは、管理画面から入稿をする場合、デフォルトが部分一致になっていますので、完全一致(もしくはフレーズ一致)に変更する作業を忘れずに行いましょう。

広告審査

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入稿原稿の審査状況

入稿が完了したら、次は広告原稿の審査です。広告ステータスが「承認済み」になるまでは配信開始されません。ポリシーに基づき、審査が無事に完了するまでは注意してアカウントをみておく必要があります。
万が一、不承認になった場合にはその理由を管理画面上で確認し、該当する修正を加えます。Googleではアドワーズエディタ上から、原稿もしくは、サイトの修正をした場合には広告名の変更後に再送信をします。Yahoo!では入稿後の原稿修正ができないため、新規作成から旧原稿をコピーすると便利です。必要部分のみ修正を加えて追加入稿をします。

また、一度は審査が完了して配信を開始した広告でも、随時クロールで原稿チェックがかかります。急なインプレッションやクリック数の激減などが起こった場合は、広告が停止された可能性があるので日々の消化ペースは常に把握しておくべきです。

冒頭でもお話した通り、入稿作業までを順調に済ませた後にも、配信初動や結果を見ながらPDCAが絶対的に必要なのがリスティング広告です。マーケティングにおいて、常に変化していくWebの検索市場やディスプレイ市場の流れは見逃さないよう目を凝らしておくべきです。配信開始後は、基本的に毎日管理画面をチェックすることをおすすめします。

PROFILE

住谷 徳人

株式会社電通西日本 

コミュニケーションプランニングセンター 

プランニング部 兼 デジタルビジネス部 兼 メディアビジネス部 

デジタルマーケティングプランナー

2010年某通信会社にて、営業・企画・バックヤードに関する業務に従事。2015年電通西日本に入社。 入社から3年間、デジタルマーケティングプランナーとして、BtoB企業(給湯、半導体、地下タンク、駐車場、繊維、鉄鋼、電子・電気)を中心に、幅広い業種のデジタルコミュニケーション領域を担当。マーケティングオートメーション領域を中心に、デジタルコンテンツやシステムを活用したデータ統合的なマーケティングを実践。最近では、マスメディア×デジタルのコミュニケーションへと領域を拡大し、更なるコミュニケーション領域の拡大へ邁進。

■上級WEB解析士

■.comMaster

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
※このサイトに記載されている社名・商品名・サービス名等は、それぞれの各社商標または登録商標です。

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