AREASHI ビジネス情報(エリアシ)

コラム

SDGsはビジネスに結びつくのか?

~令和USP研究所⑥~
電通の生活者調査から見えてくるSDGs認知率 

コロナ禍によってSDGsに関する生活者意識の変化が感じられるが、実際のところ認知率や内容の理解度はどう変わったのか。先日電通によって行われた『第4回「SDGsに関する生活者調査」』から世の中のSDGsに対する意識を明らかにしていく。

SDGs(Sustainable Development Goals)の現状

image01

ここ最近の令和USP研究所の関心事はとりわけSDGsだ。今日も朝のウェブミーティングでスミチェルが話題に上げる。

chara03スミチェル

「最近ずいぶんSDGsが話題になっていますが、やはり認知率は上がっているのでしょうかねぇ」
確かにコロナ禍の影響もあり、世の中の関心事がSDGsにフォーカスしている感がある。

chara02デイP

「そうねぇ。確かに以前にも増してよく話題になるわね。そういえば電通が2021年1月に行った『第4回「SDGsに関する生活者調査」』を発表していたのだけどスミチェルはもう見たの?」
「あっ、ボクは見ましたよっ」

chara01ニシヤン

ニシヤンが会話に割って入り勢いよく返答する。
「で、どう? 何かわかった?」
「まず認知率なのですが……。内容まで知っている人と名前だけ知っている人を合わせると……。昨年の調査からほぼ倍増しているのですよ」

図表1 SDGs認知率(時系列)
image02<第4回「SDGsに関する生活者調査」より>

「1回目の調査からみると、この1年で大きく増えているのね」
「ホントだ。ほぼ倍増ですね」
スミチェルも驚く。
「やっぱりコロナ禍の影響から、社会のシステムがぜい弱でサステイナブルじゃないことが明らかになって、SDGsの目標達成を加速させていこうとする機運が高まってきているのかしら」
「でも、調査を見るとまだまだSDGsに取り組むにはハードルを感じているようですよ」
「あ、でも10代~30代、特に10代はあまりハードルを感じていないのね」

図表2「SDGs について、自分で何か行うにはハードルが高い」(年代別)
image03<第4回「SDGsに関する生活者調査より>

「このあたりの世代は『Z世代』と呼ばれていて、ちょうど現在10歳から20歳くらいが該当するのですが、社会課題に対する関心が非常に高いことが明らかになっていますね」
「他にも株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「SHIBUYA109 lab.」がaround20(20歳前後)男女を対象に毎月行っている調査でもその世代の意識の高さが表れていますよ」

image05©SHIBUYA109ENTERTAINMENT Corporation All Rights Reserved.
社会問題・SDGsに関する調査(『SHIBUYA109ENTERTAINMENT Corporation調べ』)

「やっぱりZ世代にもコロナ禍による意識変化が起きていて、それをSNS等で身近な友人やインフルエンサーが発信し共有することで、より関心が広がっているんでしょうね」
「彼らが関心が高い背景には、生まれ育った時代背景が大きく影響しているといわれていますよ」
デイPの推測に対してニシヤンが答える。
「彼らは幼い頃から、地球温暖化による異常気象や自然災害といった地球規模の環境問題や、東日本大震災などの出来事を目の当たりにしていて、社会課題に関しておのずと意識が高くなったといわれています」
「なるほどぉ。じゃあSDGsのゴールを迎える2030年ごろには、彼らZ世代がオピニオンリーダーになって目標達成を叶えているかもしれないわねぇ」
「ボクたちもそこに向かってしっかりとレールをつなげて牽引していかなくてはいけませんね……」
「そうね……」

<第4回「SDGsに関する生活者調査」概要>

目的:
日本におけるSDGsの「認知・理解」や「興味・関心」などについて現状を把握し、今後の浸透策を検討していくため。
対象エリア:
日本全国
対象者条件:
10~70代の男女
サンプル数:
性年代各100人ずつ、計1,400人を人口構成比でウエイトバック集計
調査手法:
インターネット調査
調査期間:
2021年1月22~25日
調査機関:
株式会社電通マクロミルインサイト

※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

キャスト紹介

PROFILE

廣瀬 亘

電通西日本

コミュニケーションプランニングセンター

ビジネスデベロップメントディレクター

1996年、鉄道系広告代理店より転職し電通西日本に入社。広島支社にて営業職を務め大手紳士服販売会社、大手移動体通信キャリアをアカウントプランナーとして担当。地域電通発足時に企画営業スタイルを創造する。 その後内勤職としてプロモーションとマーケティングを融合させたソリューション・セクションの立ち上げに従事。2011年大阪本社に異動後コミュニケーションプランニングセンターに所属し新規ビジネスの開発に携わる。近年は、数字では見えないクライアントとユーザーとの関係性。たとえば共感・愛着・信頼が生み出す価値を重視してプランニングすることを目指している。

■日本マーケティング協会 マーケティングマスター

■上級ウェブ解析士

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
※このサイトに記載されている社名・商品名・サービス名等は、それぞれの各社商標または登録商標です。

[ 関連記事 ]

インバウンドマーケティング導入ガイド入門編Vol.1

記事内容や電通西日本の事業内容にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

PAGE TOP