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Webディレクターが証言する、WEB担当者が陥りがちなもったいない「あるある」とは?

~Web担当者のすゝめ~ VOL.2

Webディレクターが証言する クライアントの“もったいない”勘違い

「自分のWebサイトがいまいちパッとしない」「そろそろ作り直したいけど、何が悪いのかはっきりしない」。そんな方はもしかしたら思わぬところで「勘違い」をしているのかもしれません。
今回は、Webディレクターが実際の打ち合わせで「もったいないな!」と感じた勘違いをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

勘違いポイント①
「Web制作にはデザインセンスが必要」

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証言者:Webディレクター歴12年/Sさん

「Web制作を依頼される方がよく使うのが『私にはデザインセンスがないので…』という言葉。特にデザイン案をお見せした時や、サイトイメージを固めている時によく聞きます。おそらく、自分にはデザインのセンスがないと思っていることから、サイトの見た目について詳しく考えたことがなく、このような発言になってしまうようです。でも、Webサイトのデザインは、オシャレな服のコーディネートを考えたり、上手な絵を描いたりするのとはちょっと違います。Webサイトのデザインは感覚で作る部分はほとんどなく、全てのデザインは言葉で説明できるよう作られています。ここにメニュー欄がある理由、ここにこの色が使われている理由、ここが3つに分かれている理由…。それぞれが組み合わさって、ひとつのWebサイトが完成します。

Webサイトは、クライアントの目的達成のための「ツール」です。ターゲットは誰であるか、何を使ってアプローチするのかを明確にした上で、サイト全体のディレクションが決まります。つまり、Webサイトの方向性やターゲットについて、一番よくわかっているのはクライアント自身です。ディレクターとしては、この核の部分について、クライアントときちんとコンセンサスが得られてこそ、Webサイトとしての目指すべき形、つまりデザインが見えてきます。ですから、『プロに口出しをするのは気が引ける』などと思わずに、気になる部分や思いついたことは、どんどん話して欲しいと思います。 また、自社サイトがどういう意味を持って作られているのかを理解するのはとても大切です。なぜここにボタンがあるのか、なぜこの色を使っているのか。もし、疑問に感じたらどんどん聞いてみて欲しいですね。そうしたやり取りを重ねることによって、クライアント自身もWebデザインに対する知識が深まっていくと思います。」

※Webデザインなどの修正依頼は追加で見積もりを出される場合もあります。ご契約時に修正について記載されているか、確認しておきましょう。

勘違いポイント②
「わざわざ運用のための担当者を置く必要はない」

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証言者:Webディレクター歴15年/Oさん

「Webサイトの作り直しを依頼される方のほとんどが開口一番に『自社サイトに載っていることが古いので、作り変えたいです。』と言われます。しかし、Webサイトを制作したら、運用する必要があります。運用とは、掲載情報を更新したり、更新した情報を拡散したりすること。サイトの形式にもよりますが、どんなサイトにも必要になってくる作業です。ところが、いざ運用の話になると、『Web運用の担当者は用意できない』または『適材の人がいない』と言われます。

Web制作会社には『保守管理費用』または『運用費用』と言って、『月々いくらで何回更新しますよ、何回対応しますよ』という契約方法もありますが、更新が滞りがちになっているサイトに限って、代行運用を依頼していることが多いように感じます。理由として『Webはもうあるのだから、Web担当者はいらない』という考えや『管理会社に任せているから何もやらなくていい』という思い込みから、Web運用のためのコストが無視されがちであることが挙げられます。サイトを作り変えれば、一旦サイトは最新になりますがその後もこまめに更新しなければ、古くなっていく一方です。ぜひ、制作時のWeb担当者だけではなく、運用時のWeb担当者も用意しましょう。Web更新になると専門知識が必要になります。おそらく多くの企業は、ここでつまずいて代行運用を選択されるのだと思います。しかし、最近はWordPressなど誰でも簡単に更新できる無料のシステムも公開されていますので、ぜひWeb制作の依頼時にディレクターに相談してみてください。」

勘違いポイント③
「公開していれば、誰かが見ている」

Woman using her smartphone on wooden table

証言者:Webディレクター歴9年/Nさん

「サイトコンテンツについての打ち合わせ中に『お問い合わせフォームはいらないので、なくします』と言われることが度々あります。理由はひとつ、問い合わせが来たことがないから。でも、よく考えてみると、更新日時も古く、画質も悪く、リンク切れがたびたび表示されるサイトに対して、ユーザーは問い合わせしたいと思えるでしょうか?サイトは公開されていれば誰かが必ず見ているとは限りません。GoogleやYahoo! などの検索エンジンの質も日々進化し、より新鮮でユーザーにとって優良であるサイトが上位に表示されるようになっています。今までサイトから問い合わせが来ていないのは、必要としている人がいないのではなく、サイト側に問題があるからかもしれません。

サイトのコンテンツを取捨選択する場合は、今までのサイトのことは一度忘れることも大事です。特に今までのサイトを放ったらかしにしていた場合は、誰にどのようなタイミングで見て欲しいかを重要視しながら作り変えることが大切です。また、誰にどのようなタイミングで見て欲しいかを考える上で、その人にどのように認知してもらうかというリーチ方法にも気を配る必要があります。先程も述べたとおり、サイトは公開すれば誰かが見てくれるわけでありません。こちらから見てもらえるように考えていかなければ、サイトはいつまでも育ちません。

もちろん、サイトのマーケティングはWeb制作会社の得意とする部分であり、プロに任せるのがよいと思いますが、誰が見るのか、誰に見せたいのかは、忘れてはいけない重要なポイントです。誰がサイトをどれだけ見たかなどはデータで見ることができます。馴染みのない方には少し難しいかもしれませんが、見るべき価値のある数字をたくさん知ることができるので、現状のサイトがどうなっているか調べてみるのも良いかもしれません。」

まとめ

さて、3つの勘違い、あなたにも思い当たるものがありましたか? いずれの勘違いも、担当者のWebに対する一方的な思い込みが原因になっているようです。Webサイトは決して安い買い物ではありませんし、できあがるまでに時間も手間もかかります。何気ないちょっとしたバイアスがサイトの運命を左右することのないように、依頼する側もディレクターとしっかりとコミュニケーションを取り、疑問や不安など、気になることは何でも聞いてみましょう。あなたの「なぜ?」が良いWebサイトづくりの鍵になるのです。

PROFILE

エリアシ編集部

株式会社電通西日本

エリアシ編集部です。地域のマーケターのみなさんに必要として貰えるコンテンツを目指して、エリアシを運営中。お役立ち情報を発信していきたいと思います。

※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
※このサイトに記載されている社名・商品名・サービス名等は、それぞれの各社商標または登録商標です。

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