インタビュー

コミュニケーションプランニングセンター
プランニング部

吉田 一馬

Kazuma Yoshida

クリエーティブ 統合メディア デジタル・テクノロジー 統合プロモーション 地域ブランディング

「それ行けカープ」著名カープファンリレー

地元球団の注目を集めるために、コミュニケーションを通じて、「既存ファン」の心を一つに、「新規ファン」の獲得につなげていきます。

広島の注目をカープに集めたい

広島支社勤務のため、広島を中心に活動される企業の広告コミュニケーションを担当。日頃から「担当クライアントの発展のため」の提案を心がけています。担当クライアントは、企業だけではなく、地元媒体社、そして地元球団もあり、2012年から「広島東洋カープ」を担当させてもらっています。カープが地元新聞に出稿する「新聞広告」を作らせていただいたり、チームの年間スローガンの開発にも携わらせてもらっています。昨今「カープ女子」の盛り上がりをはじめ、カープ人気が高まっていますが、そこに自分が「貢献した」と言える仕事を一つ挙げるとすれば、球団応援歌「それ行けカープ」を「著名カープファン」がリレー形式で歌う「映像」だと思っています。カープを担当しはじめた当時、サンフレッチェ広島は黄金期を迎えていました。一方カープはAクラス入りが現実的な目標。四半世紀優勝から遠ざかっていた広島に「優勝の味」をプレゼントしたのもサンフレッチェ。「このままでは、広島の人々はカープに注目しなくなるのではないか」という危機感を抱いていました。そこで、カープに注目を集めるために何ができるかを考え企画したコミュニケーションプランが、著名カープファンがリレー形式で応援歌を歌う「それ行けカープ」リレー映像です。

100万再生を超える動画を制作

「カープ芸人」といった言葉が出はじめていた時期でもあり、「各界にはたくさんの著名なカープファンがいる」と感じていたので、その人たちに「応援歌」を歌ってもらう「豪華な映像」=「注目度の高い映像」を実現できれば、広島の人々の興味をカープに集めることができるのではと考えました。タレント交渉は通常キャスティング会社を経由して行いますが、タレントへのギャラはほぼボランティアに近いものだったので、キャスティング会社を使わず個人で各タレント事務所に交渉していきました。小林克也さん、デーモン閣下、くるりの岸田さんなど…。有名タレントさんの溢れる「カープ愛」のおかげで交渉はスムーズに進み、多くの著名カープファンに映像に出演していただけることに。球団はもちろん、球界でも初の取り組みだったこともあり、色々試行錯誤しながらチーム一丸となり制作し完成した動画は、幸いにもYouTube100万回以上再生されました。

既存ファンと新規ファンの心をキャッチ

この動画は、ホームゲームのラッキーセブン攻撃前にも流され、球場のボルテージを上げることにも成功。球場で多くのファンと応援歌を歌う「一体感・高揚感」は、マツダスタジアム来場の動機作りにも貢献しました。今年5年目を迎えるこの動画は、毎年多くのファンに注目される存在になっています。永年親しまれてきた応援歌に「新鮮味」を加えることで、多くの既存ファンの心をあらためて「一つ」にすることに成功。同時に、各著名人についているファンの方が、この珍しい映像をキッカケにカープのことを知り、その後カープのファンになってくれる、という「新規ファン」獲得にもつながっています。これからも毎年この映像を作りながら、その都度、新しい著名カープファンに登場いただくことで、新しいカープファン獲得につなげていければ、と思っています。


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