インタビュー

コミュニケーションプランニングセンター

村上 竜生

Tatsuo Murakami

地域ブランディング 統合メディア 統合プロモーション

地方都市の就職難に響く新たな施策とは?

地方都市の若者の就職難という課題に、グループ会社と連携して前例のないPR法でアプローチ。一気通貫の施策で課題解決の糸口を提供します

地方の若者の就職難に向き合う

地方都市が抱えている社会的課題を、電通グループ各社と連携しながら解決することがあります。その際、地域に根差したアプローチで課題解決に導くことができるのが、電通西日本の強みです。現在、地方の若者が地元の企業に魅力を感じられずに、東京や大阪など大都市の企業に就職するケースも多くみられ、少子高齢化に拍車がかかっています。そのような状況のなかで、地方都市を盛り上げることは、なかなか難しいというのが現状です。若者が地方都市に根付いて、生活を紡いでいくというサイクルが理想ですが、現実はそうではない。サイクルの入り口となる、若者が地方企業への就職に興味を持つきっかけを作れないかという話が電通関西支社からあり、地元の放送局とタイアップした番組と、イベントを複合したプロジェクトを協業して実施しました。電通関西支社と連携してプロジェクト企画を組み立てたのですが、私は地域に根ざした広告会社の視点からアイデアを出し、メディアの窓口として地元放送局との間に立ち、プロジェクトを進行するための細かな調整・折衝を行いました。

前例のない施策で課題解決に切り込む

まず、地元企業の魅力を伝えるために何をしないといけないかと考えたときに、コンテンツが必要だという話になりました。そこで、広島の放送局とタイアップをして、脳科学者の茂木健一郎さんにナビゲーターとなっていただき、地元で頑張っている企業の魅力を茂木さんの視点から紹介するという番組を放送しました。その後、取材に協力していただいた企業に、就職フォーラムや株主総会などで活用できるリクルート用のコンテンツとして、番組の映像を二次利用という形で提供しました。番組映像の二次利用は一般的にはタブーとされているところなのですが、企業の課題である就職問題の解決のために必要だと判断し、一歩踏み込んで実施につなげたことは、新たな挑戦だったと思います。さらに、映像の世界観を学生に直接体験してもらうために、企業の方が学生に魅力を直接伝えるマッチングイベントも開催しました。コンテンツ制作、放送、二次利用の調整、人が直接触れ合えるイベントの実施まで一気通貫で行えたことは、地元メディアのつながりを活かしたプランが立てられる電通グループだからこそできたことです。

モデルケースとして他の都市にも拡大

プロジェクト終了後に、取材させていただいた企業に話を聞いていると、出来上がりに関して満足のお声を頂戴しております。また、番組そのものの視聴率という観点でも手応えを実感することができました。広島では、第一弾の成功を受けて既に第二弾の実施が決まっているほか、この案件をモデルケースに仙台でも同様のプロジェクトが進行しており、こちらは電通東日本が担当しています。また、岡山や富山、福井からもお問い合わせをいただいており、プロジェクトのさらなる拡大に期待が高まります。若者の就職問題という同じような悩みを抱えている地方都市に対して、解決の糸口となるモデルケースを電通関西支社とタッグを組んで提供できたことは、非常に有意義でした。一つの会社の方針にしばられず、さまざまな意見を取り入れながら新たな提案ができることは、地方に精通している代理店の強みだと改めて実感しています。この強みを生かして、地方都市が抱える課題解決のために、最大限の成果が出せるように尽力していきたいと思います。


関連記事

記事内容や電通西日本の事業内容にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ