インタビュー

コミュニケーションプランニングセンター

手代木 聡

So Teshirogi

統合メディア クリエーティブ 地域ブランディング

学校の想いを可視化する「コトバ」を創る

少子化が進み、学生獲得の競争が激しくなる教育機関。差別化を図るスローガンを軸に、学生のリアルな日常を表現したクリエーティブで課題を解決します。

埋もれている魅力を発信

コピーライターとして、企業が求めるコミュニケーションの全体的な設計から最終的なアウトプットを言葉を軸に表現し、形にすることが仕事です。約10年以上、お付き合いさせていただいている岡山県でも最大規模の専門学校がありますが、毎年優秀な学生を多く輩出しています。しかし、少子化によって大学に入りやすくなっている環境のなかで「将来こういうことがやりたい」と、本人が専門学校を志望しても大学進学をすすめる親や高校の先生も少なくありません。就職に際しても、大学卒と同等の能力があっても待遇差などが起こるケースも少なからずあり、もどかしいという想いを担当の方が強く抱いていらっしゃいました。しかし、本当に頑張っている学生たちはとても能力が高くて、社会に出て企業から信頼されて活躍している人も大勢います。実際、学校へ提案に行く時にすれ違う学生たちは、非常に好印象ですし、社会に出て即戦力として働ける教育も身につけています。ただ、そういう部分の魅力がかつてのパンフレットからは分からず、もっと可視化して伝えることが重要だと考えました。

スローガンを軸にした特設サイトを制作

そこで、キャンペーンスローガンとして提案したのは、「戦え、専門学生。」というフレーズです。戦う相手は、古い考えを持った大人や常識に凝り固まった社会、弱い自分など、解釈はさまざまですが、専門学校に入ろうかどうか悩んでいる高校生たちの背中を押すようなメッセージを「戦う」という少し強い言葉の表現を使うことで、全体を組み立てました。まず、高校生にオープンキャンパスへ来てもらうために、実際に学ぶ生徒の1日に密着した動画コンテンツをまとめた特設サイトを制作。パンフレットでは表現が難しい学校の魅力を伝えるために、授業風景や日常の過ごし方に密着しながら、夢に向かってもがき、頑張る姿をドキュメンタリー風に撮影することで、学生の個性やリアルな日常を自然体に見せるようにしました。ムービーの長さも、全て通すと4、5分ぐらいになりますが、スマホ世代の若い人たちに最後まで見てもらえるようにカット割りを増やすなど、テンポのある構成にすることも意識しました。

言葉の裏側にある想いを形にする

出来上がった特設サイトは、学校の良さが出ているという評価を学校側からいただき、出願者数も増加したと聞いています。出演していただいた生徒たちをはじめ、学生にも好評だというお話を聞きました。また、この特設サイト用のムービーを素材にしたTVCMを作成することになり、この専門学校の存在を、より多くの人に認知していただくことができました。
クライアントは伝えたい想いはたくさんありますが、それを世の中にどのように発信したらよいか分からないという悩みを抱えていらっしゃいます。私は、クライアントの発言に対して「なぜ、このように言うのだろう」と、深堀りすることを常に心がけています。そこから、どんなメッセージであれば、ターゲットの心を動かすことができるか、想いがきちんと込められているかを徹底して検証し、言葉として伝えるのが使命だと考えています。これからも、言葉の裏側にある想いを形にしながら、クライアントの発展のために貢献していきたいと思います。

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