Our capabilitiesプロジェクト＆ピープル
なにかを作ると、そこには「捨てる」がつきまとう。あまった材料。規格外の品。そのような「端切れ」にも活躍の場はきっとある。食べ物も、何かの材料も、いいものへとアップサイクルできる。
この「HAGIRE」に込めた「想い」に共鳴いただいた「作り手」が生み出す地元のアップサイクル商品をプロデュース。あまった素材や規格外の品から生み出されたこだわりの商品を、そこに込められたストーリーや想いと共に、HAGIREという統一ブランドを目印にして届けていく活動を、株式会社電通と当社ははじめています。
地域を元気にしたい。そんな共通した想いのもと、地元メディアとの良好な関係を築いている電通西日本。HAGIREブランドの存在をFM愛媛が知ることになるまで時間はかかりませんでした。
「HAGIRE、いいじゃないですか。一緒に何かやりましょう」。日頃から地元高校生との商品開発を手掛ける等、地域貢献活動に積極的に取り組んできたFM愛媛。「HAGIRE」ブランドに共鳴頂いたことで、新しいプロジェクトがスタート。捨てられる運命だった愛媛の素材を、手間暇かけた逸品に。そんなHAGIREな商品にスポットライトをあてて、広げていく取組みがスタートしたのです。
2023年秋。自薦他薦を問わずHAGIREな商品を大募集。FM愛媛がエントリー商品の魅力をレポートし、そこに込められた「こだわり」や「想い」を番組内やSNSで分かりやすく紹介していきました。
結果として、20を超えるエントリー商品が集まり、12月には、リスナー投票や各界で活躍中の審査員による特別審査会を通じて様々な賞を贈る贈賞式も開催しました。
リスナー・ラジオ・県民・作り手・流通・バイヤーetc…愛媛県内のステークホルダーが一つになり、アップサイクル商品を盛り上げていく。その第一歩を踏み出せたのです。
アップサイクル商品の作り手にとって、商品認知を高めるためのアピールの場の確保、そして広告費の捻出は、簡単なものではありません。
電通グループが持つ「HAGIRE」というブランド、そして、地元メディアの発信力が掛け合わされることで、アップサイクル商品の認知拡大を支援していきたい。アワード開催をきっかけに、商品が流通企業のバイヤーの目にとまる機会をつくり、販路拡大にもつなげていきたい。
地元の作り手の熱を、地元メディアとともに、地元に広げていくために。これからもこのプロジェクトは続いていきます。
