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Tomoaki Tsuji
辻 倫明
電通西日本アイデアキャンプ 塾長。
㈱電通 クリエイティブデザイン局長を経て、現在、電通西日本 専務執行役員グロースプランニングセンター(GPC)長。尚、入社3年目までは全員GPCに兼務所属となりアイデア発想や戦略の基礎を作り上げることになっている。富山県出身。
Kazuma Yoshida
吉田 一馬
電通西日本アイデアキャンプ 副塾長。
2004年中途入社。広島の大学を卒業後、リクルートの制作部門に勤務したのち電通西日本に入社。現在、GPC・CXクリエイティブディレクション部とあわせて若手が兼務所属するクリエイション開発ネットワーク部の部長を務める。広島県出身。
Let’s talk!!
吉田
お盆が終わってすぐに「大学生にアイデアの学校をやりたいから名前考えて」ってメールが来て驚きました(笑)
辻
あの時はすみません笑。お盆の帰省時に実家の母親から「大学生の頃、まったく別の業界を目指していたのに、急に広告会社というものに就職すると聞いて驚いた」という昔話をされたんですね。
吉田
なんで急に方向転換したのですか?
辻
実は大学3年の秋まで広告会社という存在を全く知らなかったんですけど、バイト先の忘年会で別の大学の友達に話を聞いてそんな業界あるんだったら受けてみようと。あの日、その飲み会に出てなかったら間違いなく僕は別の業界でいま働いていた。そんなたまたまな出会いが自分の人生を変えたわけで「そうだ、大学生のみなさんに、そんな偶然な出会いを作ろうって」
吉田
セレンディピティ(偶然の出会い)ってやつですね。
辻
一馬くんの広告との出会いってどんな感じ?
吉田
大学2年生のときにゼミを選ぶタイミングがあって、「マーケティング論」「経済論」とかあったのですが、大学生のときは「どうもばっくりした内容のゼミばかりだな、もっとぐっと絞った学びはないか」と思い、そこで目を付けたのが「広告論」でした。いま考えると「マーケティング論」とかもぐっと絞った学びだと思うのですが(笑)学生当時の認識で、一番しぼられてる学びが「広告」だった、というわけです。
辻
なるほど~。大学に広告論がなければ一馬くんはここにいなかった可能性があるわけね。ちなみに幅広い広告領域の中でお互いいま「アイデア生成職種」にいるわけだけど、もともとそんな志向があったのかしら?
吉田
もともと絵を描くのが好きだったり(祖母が塗り絵を教えてくれた影響)で美術教科が得意だったり、あと高校は軽音部でドラムやってて、「表現すること」については好きだったんです。それで、広告ゼミで先生から「何をやってもいいよ」と言われて、広告を作る職能として「コピー」と「アート」があることが分かり、僕の大学は美術系ではなかったので「コピー」を追求し始め、宣伝会議賞などに挑戦し、熱中していった経緯があります。
辻
なるほど、いまI型(内向型)E形(外向型)みたいなのが流行っているけど、僕も小さい頃は絵を書いたり粘土をこねたりしていつも一人で遊んでいたらしい。お互いI型出身だね笑
辻
話をアイデアキャンプに移すと、5日間のキャンプいかがでしたか?
吉田
はい、まずこの記事をご覧いただいている方に概要をお伝えすると、電通西日本アイデアキャンプはDAY1からDAY5、それぞれ2時間ずつ実施しました。DAY1は参加学生や僕たちの自己紹介のあとに塾長の基調講演(ワークショップ含み)を実施。DAY5は、事前課題に対するプレゼン大会を実施しました。DAY2~DAY4の3日間は、2部構成。第一部では「アイデア×デジタル」「アイデア×戦略」「アイデア×メディア」というテーマで、20代&30代の講師(ペア)が授業を担当して、どんな職種にもアイデアが必要なことを語ってくれました。
辻
第二部もとても濃い内容だったよね。
吉田
はい、第二部では電通西日本が誇るクリエイターが3日に分かれて「アイデア×クリエイティブ」「アイデア×コトバ」「アイデア×デザイン」をテーマにアイデアの重要性を語ってくれました。僕自身もとても勉強になりました。
辻
5日間やってみて、色々な発見があったと思うけど、どうでしたか?
吉田
初めての試みでしたが、大きく2つの「嬉しい驚き」がありました。一つは、参加頂いた学生の皆さんのポテンシャルの高さです。チームに分かれてのワークショップでは、はじめましてのメンバー同士にも関わらず、積極的にコミュニケーションをとりながらチームとしての発表をクオリティ高く実現してくれました。また最終日(DAY5)のプレゼン大会についても、どの案もクオリティが高く我々プロから見ても「これは思いつかない!」と思うものばかり。DAY1~4で得た学びを活かしてプレゼンしてくれた方ばかりでとても嬉しかったです。
辻
学生の皆さん、本当に頑張ってくれましたよね。もう一つの嬉しい驚きとは?
吉田
それは、講師陣の「頑張り」です。想像をはるかにこえる講義でした。「何回も資料をブラッシュアップして、リハーサルも繰り返したんです!!(大変だったんです笑)」と若手講師メンバーが言ってくれたのですが、講師陣にとっても準備を通して「学び」が多かったと思います。
辻
確かに。こちらからはアイデア発想の「核の核」のみお伝えしたのですが、逆に僕ら講師陣も活性化した感じですよね。
吉田
普段クライアントの課題を、先方の想像以上のアイデアで解決しようと働いている講師陣の真骨頂が発揮されたと思います。
辻
今回20名の定員だったので、ご希望に添えなかった方も多く出てしまいたいへん申し訳なく思っています。でも20名のキャンプ生の方とお会いできたことはとても幸せな5日間でした。今年就活を迎える方がほとんどでしたが、今回学んだことを活かして納得のいく就活をしていただけるとうれしいです。ついでにいいますと、もしよろしければ、電通西日本にもエントリーいただけると超うれしいです(笑)
吉田
2024年はお盆期間の思いつきでスタートしたのでご迷惑をおかけしましたが(笑)2025年のアイデアキャンプ募集は5月頃このHPに掲載します。「アイデア」はどの業界・職種でも大事なものですし、どの道に進んでもアイデアキャンプでの学びは活かしてもらえると思います。広告業界や電通西日本に興味がある方も、そうじゃない方も、ぜひご応募頂けると嬉しいです!
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新卒採用エントリー